最後まで住み続けられる家

こんにちは☆彡 ハッチホーム株式会社の杉山なつみです

皆さんの思う最後の過ごし方はいかがでしょうか

30代ではまだ老後の自分なんて考えられないかもしれませんね

ですが40代、50代となると自分ではないにしても親の介護が入ってきます

そうなると見えてくるのが「どこで最後を迎えるか?」

わたしは仕事柄、高齢の方と接する機会が多く介護現場にもよく足を運びます

「親が今入院中なんだけど、最後は家で過ごさせてあげたい」

そのために必要なことは家で介護が出来る環境を整えることです

在宅で最後まで過ごすために今から準備できることはなにがありますか

それは出来る限り社会と接点を持ち自立した生活を送っていけるかどうかだと思っています

なのでこれから家を建てる時は現在の暮らしやすさだけでなく、10年後、20年後の生活も考えておくことが大切です

年齢を重ねると身体の状態や家族構成、地域との関りかたなどが変化します

では、介護が必要になった場合でもできるだけ住み慣れた家で安心して暮らし続けるためには具体的にどのようなことを考えておけばよいのでしょうか

今回は私がこれまで見てきた住まいのポイントをご紹介しますね(^_-)

在宅介護では家族の支援だけでなくホームヘルパーなどの介護サービスや地域の方々とのつながりも大切になります

そのため、元気なうちから地域との関りをもち必要な時に助けを求められる環境を作っておくことが重要です

またホームヘルパーを利用する場合には自宅が介護を行う人の「職場」になることも考えておかなければなりませんプライバシーを大切にすることはもちろんですが、必要な支援を受けやすい間取りや外部の人が出入りしやすい環境も将来の暮らしを支えてくれます

そう考えると以下のポイントが重要!

一つ目「安全」

そう、まずは安全であること。家の中で転倒などの事故が起こらないよう、出来るだけ段差をなくしつまずきにくい床材を選ぶことも工夫の一つ。

よくあるのが「じゃあ全てバリアフリーにしたらいいんじゃないの」という事も聞かれますがこれはNO。

ある程度バリアは必要です。階段を上る、段差を上がる、下がるなどはリハビリにもなります

ただ気を付けてほしいのが「段差」と認識しずらい段差が一番危ないという事。3ミリ床が段違いになっているだけでも転倒リスクはあります むしろ10センチ段差があれば視認でき注意ができます 家の中のバリアは最初から全てなくすのは良くありません 転ばぬ先の杖と言う言葉がありますが、確かにあらかじめ準備をしておくことは重要。でも全てやってしまってはその人の身体の機能を奪ってしまう危険が。手すりも最初から全てつけてしまうのではなく、体の状態に合わせた杖を。位置、本数、形、種類、それをしっかり考えれば無駄な手すりは防げます。

あとは電気を人感センサーにするとか。古いお家は電気のスイッチが自分の理想ではない位置についていたりします。電気をつけようと暗い廊下を渡ったら転倒した、とかよく聞きます。

二つ目「安心」

将来、身体の状態が変化したときに改修しやすい家にしておくと安心です

例えば、階段昇降機を設置できるよう階段の幅に余裕を持たせたり手すりを後から取り付けられるよう壁の下地を補強したりする方法があります

寝室からトイレへ移動しやすい間取りや家の中を無理なく移動できるシンプルな動線も安心の一工夫

三つ目「快適」

室内の色や照明、風通し、採光などに左右されます

好きな色を内装に取り入れたり視力の変化に備えて照明を多めに設置したりすると年齢を重ねても暮らしやすい空間になります(^^♪

また高齢になると風が直接肌にあたることを不快に感じる場合があります 南側だけでなく北側にも小窓を設けるなど自然な風を穏やかに取り込める工夫もおススメ。

四つ目「健康」

住宅の材料を選ぶ際はシックハウス対策も欠かせません

建材にはできるだけ有害物質の発生が少ないものを選びましょう

ただし、自然素材であっても体質によってはアレルギー反応が起こる場合があります

現在の健康状態だけでなく、将来安全な材料へ交換しやすいかどうかも考えながら選ぶことが大切。

そして私がこの3年間ボランティアを通して高齢のかたや地域とのかかわりを持つようになって感じたことは

地域に開かれた住まいづくり がいかに大切かという事です

家の中が外から全く見えない閉鎖的な住まいでは、地域の方々との接点を持ちにくくなる場合があります

最近は減ってしまった縁側や土間のある昔ながらの家のように家族のプライバシーを守りながらも近所の方と自然に交流できる場所があると将来困ったときに助け合いやすくなります

なので私個人としてはサザエさんやまるちゃんの家って理想だなぁと感じるのです(^^)

住まいだけではなく、地域のつながりがいかに老後左右するかが身に染みて分かりました

お客様の中でも、地域の交流があった方の方が安心に暮らせているなと思います

一つ例を挙げると私の経験ですが、ある90近いご年配の女性が私の家の隣に住んでいました

その地域は近所づきあいが頻繁で、朝と夕方井戸端会議をしています笑

ある暑い日にいつもなら用心している方がその日は玄関の扉が開けっ放しでした

そして靴は外に投げ出されたまま

いつも夕方に井戸端会議している近所の人たちはその光景を不思議に思いその方の家の玄関先まで見に行ったそうです 声をかけても返事がなかったため気になって家の中に入ると女性が家の中で倒れていました 原因は熱中症

これは普段から近所づきあいがあったおかげだと思います。普段からやりとりをしていればだいたい一日の過ごし方は把握できるはず。そのちょっとした変化に気づき、行動にうつしたことが命に繋がりました

年々、住宅の性能は向上し長期間住み続けられる家が増えています

しかしそこに暮らす人の生活や身体の状態は年月とともに変化していきます

大切なのは将来の変化に合わせて無理なく改修できる住まいにしておくこと

安全、安心、快適、健康の四つの視点と在宅介護や地域とのつながりを意識しながらいつまでも自分らしく暮らせる家づくりを考えていくことが大切です

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