暮らしの安心は住民の声からつくる
こんにちは☆彡ハッチホーム株式会社の杉山なつみです
今日はちょっと真面目なハナシ
私は、福祉建築を学ぶなかで、住まいは単なる「建物」ではなく、人の暮らしや尊厳、地域とのつながりを支える基盤だと考えるようになりました。
高齢になっても、障害や病気があっても、住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けたい。
その願いを実現するためには、制度や専門家の考えだけで住環境を整えるのではなく、まず、そこで暮らす本人や家族の声を丁寧に聴くことが大切です。
建築の安全性や使いやすさを確保することはもちろん必要です。しかし、基準を満たすだけで、本当に安心できる住まいになるとは限りません。身体の状態、介護する家族の負担、生活習慣、地域との関係は、一人ひとり異なるからです。福祉建築には、図面や数値だけでは見えない、その人の暮らしを読み取る視点が求められます。
なかでも排泄は、人の尊厳と自立に深く関わる生活行為です。トイレまでの動線、出入口の幅、手すりの位置、移乗や介助のための空間、照明、温熱環境、音やにおいへの配慮など、建築によって支えられることは数多くあります。一方で、身体機能だけを見て設備を決めてしまうと、本人の羞恥心や習慣、介助する側の負担を置き去りにしてしまうことがあります。
だからこそ私は、「何ができないか」だけではなく、「どのように暮らしたいか」「何を大切にしてきたか」を聴き、その思いを住環境に反映したいと考えています。医療、介護、福祉、建築の専門職がそれぞれの知識を持ち寄り、本人や家族と一緒に考えることで、初めてその人に合った暮らしの場が生まれます。
住まいの課題は、家の中だけで完結するものではありません。外出しやすい道、立ち寄れる場所、相談できる人、支え合える関係など、地域全体の環境も暮らしの安心を左右します。住まいと地域を切り離さず、人と人とのつながりまで含めて考えることが、これからの福祉住環境づくりには必要です。
私は、建築、福祉住環境、地域、そして排泄について学んできた視点を生かし、住民の小さな声を具体的なかたちに変えていきたいと思っています。
専門家が答えを与えるのではなく、住民とともに答えを探す。制度に暮らしを合わせるのではなく、その人の暮らしに必要な支援や空間を考える。
一人ひとりが、住み慣れた場所で、自分らしく、安心して暮らし続けられること。その実現に向けて、住民の声を聴き、建築と福祉をつなぎ、地域に根ざした住環境をつくっていくことが、私の仕事に対する思いです。
まだまだ試行錯誤の途中。時々「一体自分の声に賛同してくれるかたがいるのだろうか」と心細くなることもしばしば。
でもやらずにはいられない。建築として派手さはないにしても、必要としている人はいる。ここに気づいてほしいと訴える人を何人も見てきました 経営者の妻として会社を成長させていく、数字を追っていくことの重要性は日々たたきこまれますが、それでもこの見えない部分を成長させていかないと磨いていかないと仕事にやりがいを感じないのです
やりがいを感じないことは長続きしない。それは私が一番よく分かっていることです。福祉建築と一般の建築は全く違います 介護がセットになった建築をこれからも追い求めたいと思います。


