食事をしたのに「ご飯を食べていない」と言われたら?
連投していたブログですが、一旦別の話題へ。
先日ある高齢のかたよりご相談をうけました
「食事をしたのにご飯を食べていないと言われたら、それは食べさせても良いのでしょうか」
こういったケースはよくありますね。皆さんならどうされますか?
私もまだまだ修行の身なので認知症に詳しい方に聞いてみました
すると、「なるほど」という回答が得られましたのでこちらで共有します。
まず分かりやすくいうと
①事実を伝える
②気を紛らわせる
③食事をすぐに片づけない
④軽食を出す
などの方法があります
確かに満腹中枢の能力低下の可能性もありますが認知症になったからといって誰もがそういった症状いなるわけではないので、そもそもの食事量が少ないのが原因であったりもします
認知症を患うと満腹中枢が刺激されにくくなることも。そのため食事をしても空腹だと感じることがあるようです
以下の内容は朝日生命の記事に掲載されていた産業医科大学医学部卒業の別府先生の内容となります。
➡認知症の方と接する際はこれらのことを踏まえ、感情的にならずに状況に応じての対応が必要です
まず主な原因として二つ。
一つ目は認知症による記憶障害
記憶障害は認知症の代表的な症状の一つ 「食事をした」「人と会話をした」といった出来事そのものを覚えていられません
食事をしたことを忘れてしまうのはアルツハイマー型認知症によく見られる症状です
最初は物忘れのような症状から始まり進行すると徘徊、失禁、性格の変化などが見られます
満腹中枢の機能低下
食事をとると、血中の糖質や脂肪、インスリンなどが増加し満腹中枢が刺激されると同時に摂食中枢が抑制されます
「お腹いっぱい」と感じるのは満腹中枢の働きによるものであり、「お腹が空いたから何か食べたい」と感じるのは摂食中枢の作用によるものです
しかし認知症によって脳が萎縮し満腹中枢が刺激されにくくなるとたくさん食べても満腹感を得られません
結果として空腹状態が続いてしまい、何度もご飯を食べたがります
では認知症の方が食事をしたにもかかわらず「ご飯を食べていない」と主張した際にはどのような対処法が良いのでしょうか
事実を伝える
まずは「ご飯はもう食べましたよ」と事実を伝えてみましょう
認知症の方と信頼関係が築けている場合、素直に認めてくれる可能性があります。もし事実を伝えても「食べていない」「ご飯を用意して」と言われた場合は謝りましょう。本人の認識を否定せずに「ごめんなさい」などと気持ちに寄り添ってあげることが大切です
気を紛らわせる
「わかりましたよ、今ご飯を準備しています」「お昼は12時からにしましょう。何か食べたいものはありますか」などの話題で気を紛らわせてみましょう
認知症の方の感情が「ご飯を食べさせてもらえない」というネガティブなものから「もうすぐ食事ができる」という期待に変わる効果が期待できます
なお、この時本人の意識は食事に集中しています。食事以外の話を出すと逆効果になる可能性があるため、話題選びには注意です
食器をすぐに片づけない
食事が終わっても茶碗やコップなどあえて出したままにしておきましょう。
前述のとおり、認知症による記憶障害では食事をしたという体験そのものを覚えていません。そのため食器を片づけてしまうと「まだご飯は食べていない」と感じる可能性があります。食器をそのままにしておくことで「ご飯はもう食べた」ということを自然に理解してもらいましょう
軽食をだす
小さなおにぎりや果物など少量であれば食事をだすのも良いでしょう。
温かいお茶など飲み物もおすすめです。「望めばすぐに食べ物や飲み物を手にできる」という安心感が得られ、落ち着きやすくなります
またカロリーに注意しながら食事回数を増やすことも効果的。この場合、食べすぎを防ぐために一食分の量を減らしておくようにしましょう
また「ご飯を食べていない」と訴え手当たり次第に食べ続けてしまう可能性があります
しかし過食になるからといって食べ物を無理やり取り上げるのはおすすめしません
食べ物を無理やり取り上げることにより認知症の方の怒りや不安を増大させてしまう可能性があります。食べ物を目につかない場所に置く、食品棚や冷蔵庫にカギをかけるなどの工夫をしてみましょう
以上が掲載されていた内容です(一部抜粋)
まだ認知症の方による食事については気になることがありましたので、随時更新していきたいと思います
一人でも多くの方のお役に立てたら嬉しいです
では。


